2018年06月18日

狂躁亭短信・これが本震なのか?


おととひの世界様情報です。

2018/06/18 14:38


狂躁亭短信・これが本震なのか?1806181500


問題はそこんとこなんだよね

2年前の熊本大地震
一発目が本震じゃなかったんだよ
しかも本震が夜中に起こるという
最悪の発災状況だった

このところそういうケースが増えてるんだ
それから過去の大きな地震についても
今までのように
ドカンと一発
来たんじゃなかったというケース
結構わかってきている

『関東大震災』1923年大正12年
9月1日正午前後から約60分近くにわたり
いくつかの余震と本震が
繰り返し来ていたことが
最近の研究によってわかっている
確か東京大学が発表していたはず

一発ドカンで
何もかも壊れたわけじゃなかったんだよ
『グラグラ グラグラ ドッカーン!』
のパターンだったんだ

2年前の熊本大地震
あれは地震学者や建築関係者に
大きな衝撃を与えた

1978年昭和53年の宮城県沖地震
私も記憶してるよ
自分の部屋にいたからね
隣の家の屋根の上にいた
3匹の猫が右往左往をしていたのを
よく記憶してます

あの地震を教訓に改定されたのが
昭和56年耐震基準

現在の大手メーカーの
プレハブ住宅まで含めて
全部昭和56年耐震基準で作られている

ところが熊本地震のようなパターン
つまり前震が起きて
1日から数日経ってから
本震がやってくるというパターン
1時間おかずにくる
関東大震災のパターンも同じだけど

これに対し『昭和56年耐震基準』は
役に立たないことが分かったんだ

熊本地震の場合
前震段階で既にかなり大きな地震
それでも家屋は壊れなかった

ほとんどが『昭和56年度耐震基準』に基づいて作られていた
だから被災者家庭の多くは
家の中で暮らしていたんだ

そして本震が襲ってきたんだよ
真夜中にな

昭和56年度耐震基準が
無効・無意味だと言うんじゃないんだよ
一発目の強い地震には耐えてみせ
確かに人命を守ることには役立った

しかしそれは
『壊れない』ということじゃなく

昭和56年度耐震基準で設計された
家の各部位が
衝撃を吸収して壊れることによって
全体がまだ守られている
そういう状態だったんだ

クラッシュせずに
原型は保たれていた
しかし肝心な部分はかなり大きく
壊れていたから
2度目の『本震』には
持ちこたえられなかったんだよ

つまり昭和56年の耐震基準というもの
繰り返し襲ってくるタイプの地震には
実は役に立たないことが分かったんだ

これは木造注文住宅や
プレハブ工法住宅だけではなく
鉄筋コンクリートマンション住居
商業ビルさらには工場施設にまで
当てはまると考えられる

おそらく
今後襲ってくるタイプの地震
ほとんどが熊本地震のパターン
だと考えられるから

東海南海連動地震みたいにね

そうなると日本のほとんどの建築物は
危険だということになってしまうんだ

恐るべき結論だよ

先の話はともかく
今回の関西の地震も
そういうパターンの地震である
可能性を考えておかなければならない

だから住宅内で寝泊まりするにしても
1階で休むか2階で休むかとか
かなり重要になってくるよ


あとできれば屋根裏まで
点検した方がいいと思う



http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=karajanopoulos1908&articleId=12384606316&frm_src=article_articleList



情報感謝。







Posted by キ-ス・ジャレッ子 at 16:48